今年度関東地区協議会の通年事業「青志塾」へ参加してまいりました。私は、全回登録でしたが、終わってみれば3回しか参加できませんでした。
最後の今日は、「
中条高徳」氏の講演会でした。麒麟ビールにシェアのほとんどを占有されていたアサヒビールをスーパードライで一気に巻き上げ、見事に復活を遂げ再生させた人物です。
はっきり言って、見た目は「人の良さそうなおじいちゃん・・」と言った感じでしたが、まんまと型にはめられてしまいました。
心に残った点を何点か。
この世の中勝ち組と負け組みがはっきりしてきた。それには人の「縁」が大切。凡人は、人の縁に気が付かない。まさか、この人が自分を大きく変えることに気が付かないのです。
並の人は人の縁を生かせない。縁に気が付いても、それを生かせることが出来ない。
俗に言う勝ち組といわれる人は、
人との縁を最大限に生かせる人です。
人との縁を最大限に生かすには、何が必要か?常に自分が前向きに努力することだそうです。
例えば、3万円のセミナーを受けて、自分の財布からお金を出して自分が学ぼうと思って投資したお金は生きてくるが、これが急に人から代わって行ってきてくれと言われて行っても、身に付かない。人の縁も同じで、自分から前向きに縁を求めていないと、ふとした時に縁に出会っても、生かせないものです。
60年前の日本は、確かに
貧乏だった。しかし、人々は「凛」としていた。なぜか?
第①の理由
今の国民は、戦争の原理原則を理解していない。
戦争は、悪いこと。確かに悪いことだが、戦争が始るには敵意が必要なわけではない。戦争をしなくてはならないときは、国益の為である。という認識を持っていない。
戦争は、国際法によって様々に規定されている。例えば、白旗を揚げれば、降伏の証だとか、民間人と区別をする為に、軍人は軍服を着なくてはならない。とか。ユニフォームみたいなルールがたくさんある。それを無視するのはテロ。だからテロは卑怯だと思う。
そもそも、国は国益を求める為、国益を守る為に存在する。戦争はいけないことだが、その原理を知らないでは、戦争は防ぐことが出来ない。
戦争をしないために私たちは、戦争について学ばなくてはならない。
第②の理由
大戦後の占領政策が効を奏した。
日本の明治維新は、列強国への恐怖心から起こった。みな、国を守る為に愛国心が生まれたが、いまの日本で
愛国心などと言うと、批判される。おかしなことだ。
日本は資源を有しない国。日本の国益を守る為に、戦争を始めた。昭和天皇は出来るだけ戦争を回避したかった。当時陸軍の大将の
東條英機を首相にすえ、
暴走しそうな陸軍を止めようと試みた。
当時アメリカには、
オレンジ計画なるものが既にあり、日本はまんまとはめられてしまった。
戦後、占領政策では、日本国民に米兵はチョコレートやガムを配り、
イメージアップに努めた。戦時中、米英兵は鬼畜のようだと教わっていた日本人は、そのあまりのギャップの差に「日本の政府は国民にうそをついていた」と、信じさせるには十分であった。
国際法では、「占領軍は被占領国の法を制定してはならない」と定められている。
マッカーサーは、その点を良く承知していたので、アメリカで日本国憲法の草案を作り、国会へ提出させた。国会へ提出するに当たっては、天皇の身分の保証などが取引の材料に使われた。
占領軍の、敗戦国に「
自分が悪い」と植えつける政策が、戦後60年経っても、いまだにその呪縛から逃れられない。
第③の理由
日本人は「富」過ぎてしまった。
世界中の人は富を求めている。それは、正義だ。社会では、儲ける会社はあまり歓迎されない。しかし、会社は、利益が出なければ国に貢献できない。何よりも、社員の生活すら保障できない。
富を求める事は
正義だが、その為に日本人は「心」を失ってしまった。
★では、どうしたらよいか?
この国を救うのは、教育であり躾である。
目先の富ではなくて、将来の未来を見据えて課題に挑戦すべき。
豊かさは、全人類が目指す目標であるが、到達してしまうと目指す力が弱くなり、夢を見る力が無くなってしまう。
「夢」を見ろ!と言っても豊かな今では無理な話。しかし、昔は貧乏だったので、皆が夢を見た。だから、がむしゃらに働いた。そんな夢を追いかけていた人々が今の子供たちを育てた。口癖は、「そんなに稼がなくてもいいから、せめて人に後ろ指刺されないように生きて欲しい」こんな育て方をされたのでは、夢は見れない。
★教育と躾
家庭の躾が大切。清潔であること。謙虚であること。良く学ぶこと。
基本的には、してはいけない事は絶対させない。
したくは無いがしなくてはいけない事は、絶対させる。
具体的に子供に示す、3つの実践すること。
1、朝の挨拶を素直にできること
2、家族間の命令に「はい」と素直に答えることが出来ること
3、後片付けがちきんとできること
躾を完成させる事は、自分自身が磨かれることになる。何より、自分が出来ない事は、子供にやらせることは出来ないのだ。
以上、日本を変えるにはまずは家庭から。それにはまず自分から変わらなきゃいけない。日本の歴史をまず理解し、先祖を敬うと言う志が、日本を大きく変えることを望む。
以上、この人の
良さそうなおじいちゃんからは、強烈なメッセージを頂きました。勉強になりました。戦争は、絶対にしてはいけないことですが、今のアメリカを見ると・・・。今から100年以上も前に造られた、オレンジ計画。ちゃくちゃくと計画は実行されています。