去る3月13日(日)けやき会館にて、一市二町による第三回法定合併協議会が開催されました。今回で一市二町の枠組みでの合併協議会は最後の予定です。
井口理事長は、第一回法定協の時から一貫して、「今回の法定協議会のテーブルに着いていない藤野町・城山町が今後、テーブルに着きにくくなるような状況は避けるべき」と言う主旨の主張を繰り返してきました。
それでも、内政干渉に関わる部分でもあり、そもそもは津久井地域から相模原へ編入合併を申し込まれ、真摯に受け止めた結果の今回の合併騒動であることから、第一回目の協議会でも反対論が続出。これらを取りまとめるのは不可能とさえ思えました。
しかし、今回の協議会では冒頭で協議会議長でもある相模原市長から「今回の一市二町の合併はあくまで一市四町の枠組みでの合併を目指すものであり、先行による合併である」と言う主旨の発言があり、協議会中も井口理事長の発言に津久井JC高橋理事長や矢越先輩からも井口論を擁護する援護射撃がされ、ついには相模原市議会議長や津久井町会議員からも井口理事長の意見を重要視し、藤野町・城山町への配慮をするべきの意見が支持されました。
この動きは一貫して自分の意見を貫いた井口理事長の「最終的には一市四町の広域自立都市を!」と言う考えが支持されたものです。
全国的にみて合併問題は、全員が賛成するようなすばらしい枠組みでの合併というのは難しいものです。特に、人間は現状からの変化を嫌う性質があります。まだ見ぬ未来というお化けに不安を覚えるからです。
多くの市民一人当たりの所得も上がり、「お金持ち」と言う言葉が死語になりつつある現代では、わざわざ今のぬくぬくとした環境を壊してまで目に見えぬ「合併」という未来に進むのは、不安もあり、勇気のいることだと思います。また、自分たちがこのまちを創ってきたという自負もあるでしょう。
しかし、これから生まれてくる子供は、今の相模原を知らない、行政合併した後に生まれてくる子供です。自分たちの将来より、子供たちの未来を見据えて、20年・50年先、この合併の動きが良かったと思える日がきっとくることを信じて、私たち責任ある青年として、これからの行動を起こすべきと考えます。